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ホームページを利益に貢献する為の5カ条

 
 4.行動を起こさせる
   
 
著者 : シューベルト シダ
問合せ: shida@agnada.com

   マーケティングを効果的に実施し、見込み客を集められればホームページは利益に自動的に貢献すると思いますか?

 実世界では、価格競争をしている企業でない限り、クロージングをする為に、営業マンが必要となります。インターネットでも同様に集めた見込み客を、購入や電話という行動に誘導させないと、せっかく集めた見込み客との取引のチャンスを逃がす事になります。

 この営業マンの役割をインターネットでは、ホームページが遂行します。

 以下、ホームページを営業マンとして構成する為に、意識しておいて頂きたい5点を共有させて頂きます。もし、既にホームページをお持ちの場合は、ホームページの評価に用いて頂ければと思います。

  1. 考えさせずに迅速に誘導する
  2. ホームページで見込み客に伝える必要のある事を簡素に網羅する
  3. 提供する情報をケチらない
  4. 人間的に接する
  5. 信頼を築く

 

考えさせずに迅速に誘導する

   何をするサイトなのか、何ができるのか、全く解らないホームページを訪れた事ありますか?

 ある商品情報を求めてバナーをクリックしてホームページに訪れたのに、バナーの商品情報が訪れたページに全く掲載されていないという経験はどうでしょうか?

 インターネット・ユーザーがインターネットで探しているのは情報です。情報の形態は、サービスに関する情報、レシピ、商品情報、映画の評価情報等、様々ですが、情報を探している事には変わりはありません。

 アメリカの調査の結果で、インターネット・ユーザがホームページのトップページ(以後トップページと呼ばせて頂きます。)に滞在するのは、3〜5秒程度と言われています。これは、ホームページを訪れた見込み客を3〜5秒で魅了し、迅速誘導できないと見込み客を損失する事を意味します。

 見込み客を逃さず、行動を起こしてもらう為に、トップページの構成解りやすくしておく必要があります(ホームページ上で何ができるか、ホームページの目的は何か、何を提供しているかが明快)。

 以下、トップページを解りやすい構成とし、見込み客の行動を促進する為にトップページに組み込むべき要素をいくつかあげさせて頂きました。

  1. 共通ナビゲーション (食品売り場のサイン)
     共通ナビゲーションは、見込み客に対してサイト内を移動中、同じホームページにいるという事を伝え、安心感を与えます。勿論、共通ナビゲーションのおかげで、見込み客がスムーズにホームページ内を移動できるというメリットもあります。

    以下、共通ナビゲーションに含まれるべき項目です。
       1. 主なカテゴリ(商品情報、会社情報等)へのリンク(Agnadaのサイトでは、Agnadaについて、コラム、サービス、Blogそして事例紹介が共通ナビゲーションになります。)
       2. トップページへのリンク
       3. あなたの企業のホームページIDもしくはロゴ(通常は企業名)
  2. サイトマップ (デパートのディレクトリ)
     あなたの企業のホームページ内のコンテンツ量が100ページを超える場合は、検索エンジンの導入を推奨します。中小企業のホームページは、通常100ページもコンテンツは無いと思いますので、サイト全体を把握できるサイトマップを用意する事を推奨します。

      サイトマップは、見込み客が迷子になった際に、自分の探したい情報を簡単に見つけられるだけではなく、ロボット型検索エンジンにサイト内の全ページを見てもらう機会を増やす為にも効果的です。
  3. クリックができるモノは明確化する
     先ほど明記させて頂いたように、見込み客に行動を起こしてもらうまで、数秒しか無い訳ですから、リンク、ボタンはクリックできるモノとして明確化する必要があります。

      良くリンクの色を変えたりするホームページがありますが、ユーザは青文字で下線が装飾されているモノがリンクという事に慣れている為、躊躇する可能性が高いです。
     躊躇する=考える=時間がかかる=行動を起こさない可能性が高いという事になりますので、極力テキストリンクはデフォルトの青文字、下線にしておいてください。

      ボタンに関しても同様の事が言えます。ボタンかどうか解らないボタンはクリックされる可能性が低いです。ボタンは見てすぐボタンと解るような、作りにしてください。

      もう一つ、注意点としてボタンやリンクの記述内容があります。記述内容は、極力リンク先の内容を網羅したモノ、リンク先の内容に合ったモノにしてください。

      例:Agnadaのサービス:ここをクリック   駄目!
        Agnadaのサービス            OK!
  4. ポップアップウィンドウは避ける
     ポップアップウィンドウを使うのを避ける主な理由として2つあります。一つは、インターネット・ユーザの多くが、ポップアップ・ブロッカーと言われるツールをインストールしている事にあります。

      ポップアップ・ブロッカーはその名の通り、ポップアップウィンドウが開くのをブロックするツールです。

      これは、もしあなたの企業がポップアップ・ウィンドウにおいて新着情報、プロモーション情報等、貴重な情報を提供している場合、ウィンドウさえも開かない為、見込み客に見せる機会を損失している事になります。

      二つ目の理由としては、ポップアップウィンドウが広告として強く認識されている為、例えポップアップウィンドウが開いても見込み客が興味を示して見てくれる可能性が低いという事です。
  5. 見込み客の現在地を明確化する
     見込み客がホームページを移動中、見込み客が現在どこにいるのかを明確化してあげましょう。

      まず、ページのタイトルをページ毎につける事を忘れないでください。次に各ページへ飛ぶリンクの記述とページタイトルが同じ事に注意してください。

      例:サービスというリンクから、Agnadaのサービス一覧というページタイトルのあるページに飛んだら、理解はできますが、困惑もある程度しますよね。

     他にも有効なツールとしてパン屑リストというモノがあります。これは、Yahoo!等で見られる、訪問者の現在位置をサイトのディレクトリ構造にあわして明記したモノになります。

      例:今ここです>ホーム>インターネット>サービス>企業
トップページで見込み客に伝える必要事項を簡素に網羅する

 トップページには、USP(unique selling proposition)を必ず表示しましょう。入り口であるホームページに見込み客にあなたの企業と取引をするメリットを明確にしないと、見込み客はサイトを離れる可能性が高いです。

 USP以外にも、ホームページ上で何ができるか(どのようなアクションを起こせるか)をトップページで明確化されていた方が良いでしょう。

 注意して頂きたいのは、トップページを売り込みの色でいっぱいにすると、見込み客は逃げてしまうという事です。見込み客があなたのホームページを訪れているのは、商品やサービスのより詳しい情報を知りたい、商品やサービスのメリットを見つけたいという要望が殆どです。

提供する情報は制限しない

 インターネットは情報を提供するという意味では最強の媒体だと思いませんか?考えてみてください、印刷媒体でインターネットで提供できる同等の情報をタイムリー且つ安く提供できますか?勿論できません。

 私達は商品やサービスの色々な情報をベースに選択をします。情報の種別は視覚に訴える絵、動画、聴覚に訴える音(社名、サービス名)、触感のような対験という情報、口コミという他人の経験という情報等がありますが、いずれにしても情報をベースにすべての選択をしているのには変わりません。

 そして情報の量が、選択肢影響がある事も確かです。実際、インターネットで成功するホームページと情報の量に関しても統計が出されており、情報量が多い程、ホームページの効果が高い事が証明されています。

 アマゾンを例に取ってみてください。アマゾンの成功要因は、アマゾンの商品に関する情報の豊富さにあると思いませんか?書籍のレビュー、読者のレビュー、目次等、本屋に行っても得られない情報を豊富に提供しています。

  どのような情報を掲載するか?という質問が聞こえてきそうですね。掲載する情報は、あなたの企業が商品を扱っている場合は、パンフレットやカタログで網羅できない情報を掲載しましょう。特に、商品を使った際のメリット、実購入者の使った感想用途に関するアドバイス等は、見込み客が商品を買う上で購入という行為を妥当化する為に必要な情報なので必ず提供しましょう。

 パンフレットにURLが書いてあって、ホームページに訪れて商品情報を見るとパンフレットと同等の情報しか載っていないのは最悪です(まだまだこういう企業は沢山あるのが、残念です)。

 見込み客があなたの企業のホームページに訪れているのは、他では得られないサービスや商品の情報を探しているという理由が大きいという事を意識してください。見込み客に有益な情報を提供すれば、提供するほど見込み客はあなたの商品に親しみを持ち、あなたの商品を理解し、他の商品との差別化を明確にする事ができます。

 このご時世、似たような商品が溢れている中で、差別化ができるという事は相当の強みです。その差別化要因を見込み客に理解してもらえる情報を掲載しましょう。

人間的に接する

  あなたの企業がサービス業の場合、見込み客があなたのサービスの詳細、メリットを理解した後に何を気にするでしょうか?

 見込み客が取引をする相手が、どういう人なのかです。ですので、この情報も公開してしまいましょう。

 あなたが誰なのか?あなたの企業の接客を行う営業マンなりのプロフィールや趣味を公開してしまいましょう。

 こうする事で見込み客は、電話等の行動をする前に誰と取引をする事になるのかを理解でき、取引をするかどうかの最終判断ができるわけです。これは、見込み客そしてあなたの企業の貴重な時間、エネルギーを節約する事になりますので実施を推奨します。

 多くの中小企業が犯す間違えとしてホームページの見た目、雰囲気をクール、プロフェッショナルっぽくし過ぎているという事です。

 ホームページのような媒体では、ちょっとしたデザイナを雇えば、誰でも見た目が良い、クールなプロっぽいホームページをもてます。

 しかし、誰でもあなたの企業、あなたの企業の従業員になれますか?なれませんよね!

 だから、企業の社員の情報や、企業発端の物語等を公開して、見込み客にあなたの企業の人を見てもらいましょう。

信頼を築く

 ホームページは、温かみ、人間性にどうしても欠けてしまいます。その為、信頼性を築くのがどうしても難しいです。

 信頼を築くには、上記で説明させて頂いた個人を披露するという事の他にももう一つ効果的な方法があります。

 通販の王道といったらテレビ・ショッピングですよね。特にアメリカのテレビ・ショッピングは凄いです。テレビ・ショッピング見た事ありますか?商品のメリット、詳細に費やす時間って大体全体の3割程度なんですよね。残りの時間は商品を使った人の声、感想です。

 実のお客さんの声程、信頼を築くのに最適なツールはありません。

 お客さんの声、集めてください。

 お客さんの声を載せてみてください。確実に信頼度が上がります。

 有名人なら尚更です。

 お客さんの声を載せる際の注意点ですが、まず本物であるべきです。次になるべくお客さんの本名を載せてください。

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