見込み客を集めるというプロセスであるマーケティングが大切な事は特に強調する必要は無いと思います。お客なくしてビジネスは成り立つかどうか考えてみてください?もちろん成り立たちません。
マーケティングの大切さは、オンラインでも同じ、いやオンラインはオフラインのビジネスよりもマーケティングが大切になります。オフラインでは、競合の数は地理的な制約により制限があるのに比べてオンライン、インターネットでは世界が競合になります。
検索エンジンでもっとも人気のあるGoogleで現時33億ページ以上が登録されており、毎日数多くのホームページが新たに立ち上がっています。2002年の発表では、現在ホームページの数は15億というデータも現れており、この数のホームページの中で見込み客に見つけてもらう、選択してもらうという事を考えればマーケティングの大切さはお解かり頂けると思います。
マーケティング戦略が功を成せば、ホームページの成功は60%成功したと言っても間違いないでしょう。
どのようなマーケティング手法を用いるかは、あなたの企業の事業、顧客、マーケティング予算等により変わってきますが、ここでは、無料且つ長い間効果があるマーケティング手法を中心に共有させて頂きます。
- 集客道具を見る前に
- 道具1:検索エンジンを有効活用する
- 道具2:最適なキーワードを見つける
- 道具3:相互リンクを行い、WINWINな関係を築く
- 道具4:メールマガジンを発行し、見込み客から尊敬される
- その他の道具
集客道具を見る前に
あなたの企業のホームページのターゲットが誰かを認識するのは、マーケティング戦略を考えていく上で必須であり、ホームページを効果あるモノにする為にも必ず必要となります。
理由は集客ツールで最も重要な検索エンジンはテーマが絞られているホームページを高く評価する事、見込み客がホームページを訪れた際にテーマ(ターゲット)が絞られていると大切なメッセージが伝わりやすいという事からです。
では、早速具体的なツールを見て行きたいと思います。
道具1:検索エンジンを有効活用する
聞いた事がある方も多々いらっしゃると思いますが、インターネット・ユーザの80%から85%は検索エンジンを使って欲しい情報(サービス、商品も含めた)を探しており、その内の70%近くが検索エンジンが返す結果の最初の2ページしか見ていません。
これは検索エンジンの最初の2ページに表示されないと、その時点で既に56%のインタネット・ユーザを見込み客から外す事になります(少々大げさですが...)。
この56%のインターネット・ユーザを見込み客として集めるには、あなたの企業のホームページを検索エンジンに最適化(検索エンジンが好む形)された状態にする必要があります。この最適化のテクニックはSEO(Search Engine Optimization)と呼ばれ、去年から日本でも注目され始めています。
検索エンジンの最適化のメリットは、見込み客を効率良く集められるだけではなく、バナー広告等で集めた見込み客より購買・成約に5倍とされています。(データは、NPD Group 2001より拝借)。
検索エンジンの中でもGoogleは、最も人気のある検索エンジンで、行われる検索の4割以上のシェアを確保しています。Googleは検索結果の表示順位をテキスト要素(キーワードの配置、発生頻度、位置関係)、リンク要素(外部からリンクの量)そしてテーマ要素の三つの要素を基準に判定している為、Googleで上位表示される為には上記の要素を考慮しながらホームページを制作する必要があります。
テキスト要素(キーワードの配置、発生頻度、位置関係)
Googleのような検索エンジンロボットは、テキストのような文字情報しか理解しません。その為、Googleで上位表示されたい場合は、ホームページの大部分をテキスト記述する必要があり、FLASHやイメージを極力使わない方がいい事を意味しています。
もし、あなたの企業のホームページがイメージやFLASHだらけであれば、再構築を検討するなり、大幅なテキスト・コンテンツの追加を推奨します。
テキストの中に検索エンジンでヒットされたいキーワードがどれだけの密度で発生するかは、上位表示に大きく貢献してきます。密度は以下の方法で求められます。
キーワード密度(%) = キーワードの出現回数 / 言葉の総数 X 100
Google等で上位表示するのには、HTMLの記述方法も大きく関わってきます。キーワードの記述はなるべく強調タグで囲んだり、リンクが張られた文字に関してもキーワードを含ませ、意味のあるモノにすると上位表示に影響します。
Googleのようなロボット型検索エンジンが重要視する項目として以下のモノがあります。
・ キーワードが豊富に組み込まれているテキスト
・ titleタグの有無、内容
・ リンクが張られている文字の内容
・ imgタグのALT属性の有無、内容
・ キーワードの割合密度
・ ヘッダー・タグ(H1,H2タグ等)
ロボット型検索エンジンがホームページやページ内に見つけたくない要素(表示順位へのマイナス要因)
・ テキスト・コンテンツの量が少ないホームページ、ページ
・ 隠しキーワード(背景と同じ色でキーワードを記述)
・ サイズの大きいJAVASCRIPT(JavaScriptが大きい場合は、外部に出し参照するようにしてください。)
・ 大きいファイルサイズのページ
・ ユーザに見えないような小さいテキスト
・ フレームの活用
Google避けた方が良い(一部違法行為と見なされる)項目
リンク要素(外部からのリンクを増やす)
Googleは外部からリンクが張られるサイトは人気があるサイト(貴重な情報が掲載されているサイト)と見なすため、上位表示される傾向があります。
外部から張られるリンクの価値は、リンク元のサイトがリンク先と同テーマのコンテンツを掲載しているか、リンク元のサイトの人気度(どれだけ外部からリンクされているか)を基に評価されます。
もし、外部からのリンク候補が無い場合は、とりあえずディレクトリ型検索エンジンで表示されるように、 Yahoo!, DMOZ や Looksmart 等のディレクトリ型検索エンジンへの登録をお勧めします。
これは、Googleのようなロボット型検索エンジンがディレクトリ型検索エンジンの内容を高く評価しているからです。理由はディレクトリ型検索エンジンのサイト登録(検索エンジンのデータベースへの登録)が人によってレビュー、登録されている(ロボットより人の目の方が信頼できる)からです。
テーマ要素
Google等のロボット型検索エンジンでは、ホームページのテーマと、キーワードの関連性が大きく表示順位を影響します。
前途したターゲットの見込み客、ホームページの目的を明確化するのも、このテーマを絞り込む事が理由として挙げられます。コツとしては、サイト全体で大きな一つのテーマを持たせて、各ディレクトリ毎にサブテーマを持たせ、各コンテンツで再度テーマを持たせます。
道具2:最適なキーワードを見つける
ホームページの目的、ターゲットに合ったキーワードを見つける
もし、あなたのホームページに正しい見込み客を効果的に集める為に最も大切な事は何かと聞かれたら、それは「正しいキーワードと数を選択する」と私は答えます。
正しいキーワード、キーワードの数を決める上で検討する要素、要因は多々あるため、時間をかけて選択する事をお勧めします。
キーワードの選定は、あなの企業がホームページで提供するモノ、サービスを基に見込み客がどのよなキーワードを使ってあなたの企業が提供するモノ、サービスを探すかを基に候補を決めてください。
上記の支持にしたがってキーワードの候補を挙げたら、以下の注意点に沿ってキーワードを絞り込んでください。 キーワードの詳細化
例えば、おもちゃ屋の場合、どのようなおもちゃを売るお店なのかまでを明確化してください。おもちゃ屋がLEGOを専門的に売るおもちゃ屋の場合は、キーワードとして「おもちゃ LEGO」、「おもちゃ レゴ」というように詳細化しましょう。このように詳細化する事によって、ホームページに訪れる見込み客を成約率の高い見込み客に絞れるだけでなく(LEGOに興味のある見込み客)、絞り込みの為、単発のキーワード(おもちゃ単体)より検索結果の数が減る為、上位表示がより簡単になります。
人気の高いキーワードを探す
頻繁に使われないキーワードを指定した場合、上位表示される可能性はありますが、指定したキーワードを使う見込み客も少ない為、効果は薄れてしまいます。
ですので、人気の高いキーワードを探して、上位表示を目指すべきです。
例えば、出版業者の場合、上位表示される為に「本印刷業者」というキーワードを選択したとしましょう。見込み客の90%が出版業者を探す為に「出版業者」ちいうキーワードを使って探している場合、例で挙げさせて頂いた出版業者はキーワードの選定により90%の見込み客を捨てる事になります。
人気の高いキーワードを探すには、目的にそって挙げたキーワードの候補の類似語を探してから以下のツールを用いてキーワードの候補、もしくはその類似語の中で人気の高いキーワードを見つけてください。 - オーバーチュアのキーワードアドバイスツール
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Google キーワードアドバイス
地域要素
地域という要素は頻繁に無視されがちですが、インターネットは地域観が全く無い為、沖縄で建築会社を探しても北海道の建築会社が表示されてしまいます。
その為、地域に依存する企業(建築、デザイン、医療、リテール等)は、キーワードの一つとして地域を上げる事を推奨します。例えば沖縄の歯医者であれば、「歯医者 デンタル 沖縄」というようなキーワードを選定する事を選ぶ事で北海道の方からの連絡、問合せ等に対応する必要がなくなります。
メリットは、キーワードの詳細化と同様、上位表示が容易になり、ビジネスに繋がる可能性の高いターゲット顧客を集められるからです(例:沖縄に住む歯医者を探している人)。
道具3:相互リンクし、WINWINな関係を築く リンクを交換する行為(外部からリンクを獲得する)は、実世界でビジネスを紹介し合う(交換)するのと同様です。リンクを張ってもらう先(以後、相互リンク先と呼ばせて頂きます)の候補としては、あなたの企業が属する分野の専門家、同産業だが競合になりえない企業をメインにアプローチする事を推奨します。
例:
海外旅行に特化した旅行会社があるとします。。この企業は海外旅行に特化している為、実世界で国内旅行をしたい人が訪れた場合にどうするでしょうか?多分、お勧めの国内旅行会社を推薦するでしょう。
インターネットでも同じです。海外旅行会社に特化している場合は、国内旅行に特化した旅行会社をアプローチして、相互リンクが可能かどうか問合せてみてください。この場合、相互リンクを貼る事で、検索エンジンでの評価が上がるだけでなく、実際にビジネスを互いに紹介する事での利益も得られます。
リンクを張ってもらう際にもう一つ注意したいのは、アフィリエートの人気度です。人気の無いホームページからリンクを張ってもらうよりは人気のあるホームページからリンクを張ってもらった方が効果が高いです。
ホームページの人気度を計測するのに便利なツールがありますので紹介させて頂きます。相互リンク先を探す際には是非有効活用してください。
Alexa というAmazonの子会社が提供するツールになりますが、ツールバーをインストールしていると上の図のように、訪れているホームページの人気度が表示されます(Rank:の横の数字)。Alexaの凄い処は、ランキングだけでなく問合せ先(WEBマスターもしくはホームページのオーナー)の情報までも見る事ができる為、サイトを訪れた際に、相互リンクのお願いがその場でできるます。 道具4:メールマガジンを発行し、見込み客から尊敬される メールマガジンは取引確立の高い見込み客を集めるのに最も効果のあるツールかも知れません。メールマガジンの内容は、あなたの企業の産業もしくは事業に関わる事がいいですが、セールスレターにしては絶対いけません。
メールマガジンの内容は見込み客に事業、産業で起きているニュース、TIPSや雑談のような情報にすると良いでしょう。見込み客にあなたの企業の事業、産業に関連する有益な情報を定期的に提供する事により、あなたの企業をその産業、事業での専門家として認知してもらう事ができます。
専門家として認識されると、見込み客からは信頼を得られる事になり、結果ビジネスにも繋がりやすくなります。
その他の道具 他にも集客する為の道具として、掲示板、オークション、オンライン広告、オフライン広告等、多々ありますが今回、ここで共有させてもらった道具は、すべて無料、効果的、且つ長期にわたって恩威を受けられるモノですので、是非、試してみてください。
尚、本格的にSEO等を施したい場合は、実績のあるAgnadaや専門会社にお願いをする事を推奨します。
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