あなたの企業のホームページの目的、目標は、企業により変わってきますが、どの企業でも普遍な事といえば、設定する目的と目標は企業のコストを下げるか、売り上げを上げるかして利益に貢献する必要があるという事でしょう。
目的を見つける
以下、ホームページの目的を見つける上で参考になる質問を並べてみました。Agnadaでは以下のような質問を50以上連ねた目的発見インベントリーを使って企業様のホームページの目的を探すお手伝いをしています。
- あなたの企業はどのような商品、サービスを提供しているか?
- あなたの企業のクライアントはどのような企業または人か?
- あなたの企業の強みは何か?
- あなたの企業の強みは簡易に見込み客に伝わるか?
- 現在の見込み客はどのようにあなたの企業を見つけているか?
- あなたの企業のサービス、製品は簡単に競合のサービス、商品と差別化できるか?
例):
ベンチャーキャピタルのA社があったとします。A社の強みは、ある銀行ととても深い関係を持っている事により、競合会社と比べて、ファンドをデリバーする確立が高い事です。
銀行との関係は、A社のCEOが元、取引先の銀行の社長として就任していた事から所以しています。現在、A社の社員はA社のサービス内容、差別化要因、強み、サービス費等を説明するのに、初期打合せで、各見込み客と2〜3時間程度の時間を費やしています。成約率は10人中1人程度となっています。
A社は同社の強み、顧客を良く理解しており、見込み客にサービス内容、強みを説明(トランスファー)するのに時間がかかっている事を理解しています。
私達が、A社をコンサルティングしているとしたら、まず伺うのは、A社が持っている差別化要因、強みが表面化された場合にコピーするのは簡単かどうかという事でしょう(いくら隠してもコピーされ易い事はコピーされてしまいますが)。
A社の強みはそう簡単にコピーはできないモノ(A社の場合はコネ、人間関係)になりますので、見込み客との初期打合せで2〜3時間かけて説明している内容をホームページに掲載する事を薦めるでしょう。
そしてA社のホームページが果たすべき最初の目的は見込み客のフィルタリング、見込み客の教育を行う事で、社員の無駄な時間を省くという事になるでしょう。
ホームページに情報を掲載したら、極力見込み客をホームページに誘導するよう提案するでしょう。基本的に現代人は見知らぬ人との会話を拒む傾向があります。これは、1.電話した際に押し売り等をされるのが怖い、2.時間とエネルギーを消費するという理由が多く影響していると思います。
見込み客は、あなたの企業と取引(サービスを受ける、商品を買う)をするかどうかの選択をする(行動を起こす)為の情報をホームページで閲覧、収集できれば電話をするよりもホームページを見るでしょう。
考えてみてください、あなたは情報を探す際に、何を使って探していますか?
目標を見つける 目的と目標の違いは何でしょう?目的は数量化、計測できないですが、目標は数値化、計測ができるという事でしょう。
目標は目的がきちんと定まれば、目的が満たされた場合の事を考えれば自然と出てくるモノです。目標を見つけた後に以下の質問に答えてみてください。
- ホームページは、いくら 利益に貢献するべきなのか ?
- 1.の目標を満たすのにかかる現実的な期間はどの程度なのか ?
- 目標を満たすのに何人の見込み客が必要なのか?
例として挙げさせて頂いたA社の目標は以下のようなモノになります。
ホームページで見込み客が選択をする為の情報を掲載する事により、取引に繋がらない初期打合せを6ヶ月後までに半減させる。
これはA社に10人の営業がいたとし、各営業マンが20回程度の初期打合せを1週間にしていたとすると、A社は1週間に225時間(10人 x 制約率(20-2) x 50% x 2~3時間)の労働時間を節約できる事になる。
これは月900時間の労働時間に相当する。
A社がホームページを活用した際のビジネスに対するインパクト見えますでしょうか?あなたの企業もホームページを有効活用する事で同じ事が望めます!
上記の質問への答えがホームページの目的、目標に辿り着かない場合は、以下、ホームページが効果的に活用されている例を挙げさせて頂いたので参考にしてください。
- 広告費を下げる
- どうやって:広告に載せられる情報は限られており、載せる情報は増えれば、増える程、広告費も高くなります。しかし、ホームページへ見込み客を上手く広告から誘導すれば、広告では考えられない量の情報を見込み客に伝える事ができ、広告費もキャッチコピーとホームページへのURL程度で済む為、大幅に削減できます。
- メリット: 広告費を大幅に削減し、見込み客には最大限の情報を提供できる。(コスト減)
- 真剣な見込み客だけに集中する
- どうやって:ホームページで提供できる情報は表現方法に限度はありますが、量という意味では限りがありません。その為、上記の例で挙げさせて頂いたA社のように、通常営業マンが伝えるサービス、商品の詳細情報もホームページに掲載する事で、見込み客に取引を選択する上での情報を提供し、見込み客自身に取引をするかどうかの選択をしてもらえる訳です。(基本的にホームページの情報を見た後にコンタクトしてくる見込み客は取引に前向き)
- メリット:取引に真剣な見込み客 により時間を費やせる
- メリット2:差別化が難しいこのご時世、見込み客に多くの情報を与える事で、商品やサービスに対して親しみを持ってもらい(Familiarity Brandingと同効果)、見込み客に自社の製品と他社の製品の差別化をする力を身につけてもらう。
- メリット3:情報を豊富に提供する事により、見込み客から専門家というポジションを確立できる。
- 流通チャンネルとしてのホームページ
- どうやって: 楽天を活用するなり、Eコマースサイトを構築する。
- メリット: 売り上げを上げられ、新規顧客層を獲得できる。
- カタログ等の印刷物をオンラインに移動する
- どうやって: 現在、印刷、配送している印刷物をオンラインに移動する。
- メリット: コスト削減、顧客への提供情報が随時新しい(コールセンター等の運用コスト削減にも影響)。
|