インターネット程、多くの情報を低コストで提供できる媒体は基本的に無いでしょう。そして、企業がインターネットに進出(投資)するからには、投資からのリターンを期待すべきだと思います。
「他の企業がやっているからとか」、「今の時代ホームページが無いと」等の理由からWEBサイトを立ち上げても多分殆ど使われないでしょう。投資をするからには、WEBサイトが企業に貢献する事を前提で企画、立ち上げを行うべきです。
それでは、企業に貢献というのはどういう意味でしょうか?それは、利益に貢献するという事です。
利益 は 売り上げ - コスト
で算出できますが、利益に貢献する為に、ホームページは直接または間接的に売り上げに貢献するかコストを下げる効果が無ければいけないという事です。
上記を踏まえて、情報を提供するという切り口で、ホームページを活用し、コストを下げて利益に貢献させる方法をいくつかを紹介させてもらいます。他の切り口はその内、また投稿させてもらう事にします。
1.広告の捕捉情報として用いる。
HOW:新聞、雑誌、メルマガ、WEB広告の小さい広告枠で
DRM(DirectResponseMarketing)を活用し、ユーザを捕まえ
詳細情報、捕捉情報に関してWEBに誘導する。(昔は電話をさせていた)。
メリット:広告枠が小さいので広告費削減(コストダウン)
以下の2.の効果もある。
2.顧客のフィルタリングに活用
HOW:各種問合せ、広告への反応等がある場合に、まずWEBに誘導して潜在顧客に
企業のサービス、商品情報を勉強してもらう。真剣な人のみに電話等をしてもらう。
メリット:電話等がかかってくるのは、真剣な顧客が主になるので、営業コスト、効率が格段にあがります。
※例えば、カナダのある証券会社にお金を預けるのには、2,500万円以上を預けないと相手に
してもらえない。以前はこの旨を記述していなかった為、100万円以下程度の投資を考えている方々からも電話が入り、無駄な時間を随分電話の処理で使っていた。しかし、2,500万円以上必要という旨を記述した後からは、ターゲットのお客さんからしか連絡が入らなくなり随分密度の高いサービスを提供できるようになっている。
3.差別化を実現
HOW:このご時世、差別化というのは本当に難しくなってきている。私達が品質の良し悪し
を判別するために用いるのは、情報、情報そして情報です。そして各種情報の解析、
判断もその時の商品やサービスに関する知識を基に自分なりにしている。これは
基本的に情報量が多く、顧客に製品、市場に関する勉強、学習をしてもらえばそれに
応じて顧客は情報の解析レベルが高くなり、小さな差別要因も理解するようになります。
メリット:本当に差別化ができる製品を説明する為の情報をケチる事無く提供する。
差別化が難しい健康用品等でも十分情報を提供し、顧客に商品、市場の事を
教える事で差別化要因を理解してもらえる事ができる→顧客のニーズにこの差別化
要因がはまれば、売り上げに結び付く。
通常、この類の情報は営業マンや店頭のスタッフが説明する事になるが、WEBサイトで
提供する事で営業マン等のスタッフ要因の時間を他の事に集中する事が可能。
その他にも、商品情報を掲載している企業等が、外箱に書いてあるレベルの説明程度しかホームページに掲載していない等、ホームページの無駄使いをしている企業は本当に多いです。
例えば、私が今住んでいる妻の実家には50万円程度するオーブンがありますが、調子がおかしかったので、ホームページを訪問したら商品カタログ程度の情報しか掲載されていなく、仕方無く電話をして対応をしてもらいました。
ここで強調したいのは、まず情報が提供されていれば電話しなくて済んだ事です。これは私、そしてオーブンのメーカー共にメリットがあったでしょう。
まず、私は電話をするのは、待たされたり、相手があまりにも失礼だと無駄なエネルギーを使ったりするのであまり好きではないです。WEBサイトで情報が提供されていれば、無駄なエネルギーを使わずに済んだでしょう。尚、随分待たされ、こんなに高いオーブンを売っているにも関わらずカスタマーサービスがなっていないと思ったのも確かです。
あくまで私の思い込みかも知れないですが、基本的に近代人というのは赤の他人との電話を好かないのではと私は思います。WEBサイトで殆どの情報を取得し、取るべき判断を下せればそれに越した事は無いと思う人は多いと思います。
次にメーカーの方ですが、WEBサイトにより多くの情報が掲載されていれば、コールセンターのオペレータの負荷が格段に減りコストダウンに繋がり、本当に助けが必要なユーザも電話の待ち時間が少なくなりカスタマーサービスの評価も高まるでしょう。
とまぁ、当たり前の事ばかりを並べてみましたが、随分当たり前のように見えてやっていない企業が多いのが事実なので指摘してみました。
続きはまた気が向いた時に書かせてもらいます。
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