お客さんと会いに行って、色々と要望を聞いている中で、会社のブランドイメージを上げたいと言われていたので、私がそれはどういう意味かと聞いてみたら、GUCCIとかのようにFLASHを使ってブランドイメージを高めたいというのです。
小さい企業程、私は個人を、会社を公開する必要があると思います。最終的には商売は人対人になる訳ですから。それなのに、他人行儀のサイトなど作っても意味がないでしょう。
そもそもGUCCIのサイトやLOUIS VUITTONのサイトを訪れた事がありますか?昔、訪れた事がありますが、FLASHをガンガンに使って、とても使いにくかった事だけを覚えています!
私としては不親切な会社というイメージを抱きましたが、実際の店員も対して変わりは無いのでブランドイメージが傷ついたという事はありませんでした。ここで言いたいのは、デザインばかりを意識していると不親切な店員、会社員をお客に差し出すのと同じ事になる可能性がある事です。勿論、会社のイメージ、ミッションを表現するデザインは大切だと思いますが、デザインと使い勝手のバランスを無視するといけないと思います。
インターネットでユーザは目の保養をしたいのではなく、情報を探している事を忘れないようにしましょう。だからまずユーザにメリットのある情報を提供し、情報が探しやすいサイト作りを試みるべきでしょう。有名でない中小企業の場合は、会社員や社長の情報を公開する事で、親密感をユーザが感じる事も考えられるので、実施すべきだと思います。
そしてあまりにも多くの企業が間違えているトップページのコンテンツでしょう!もっとも伝えたい事をできるだけ明確に見える処に配置しよう。トップページでユーザをつかめるかどうかは3秒で決まると言われています。せっかくSEO処置を施してもトップページでユーザを掴めなければ、意味がないのです。FLASHのスプラッシュページなどまず論外でしょう!
さて、いろいろと私なりの経験、知識、考えをシェアさせてもらい最終的には私が提案した形でサイト作成はする事になりそうです。
話して思ったのが、まだまだホームページはデザイン重視と思っている会社が多いという事です。サイトは情報提供をする為に使われるのが殆どであり、コマースでも商品情報がメインなコンテンツになります。商品の売れ行きは掲載されている情報量に比例するという統計も出ている位、情報の質、量が大切になるのです。
画像でも、情報を捕捉する為の画像は有用だと思いますが、見栄えを良くする為だけに配置されたFLASHや画像は基本的に最小限にするべきだと私は思います(事実、制作ではミニマムに抑えています)。
ユーザは見てくれを気にしているのではなく、探している情報(商品)があるかどうかが気になるのです。
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